おねえさんはリボン狂

真珠子さんの個展「おねえさんはリボン狂」の初日トークショーに行ってきました。
真珠子さんの個展にはこれまでも何度か足を運んだものの、どうにもタイミングが合わなくてお会いできず、けどもトークショーならさすがに会えないことはないだろう、と企んだのです。


当日会場について、トークショーまでの時間をたらたら過ごしていたら、廊下でばったり会いましたよ。真珠子さんに。
真珠子さんは76年生まれでですね、ご結婚もされている方で、それなのに金髪ロングに自作のでかリボンをいくつもつけて、そしてセーラー服に網タイツという出で立ちでした。


私ね、たいてい誤解されるけどサバ読んでないんですよ。物心ついた頃からずっと老け顔で、だから高校生のときだって、制服のセーラーが驚異的に似合わなかったんですよね。似合わないというか、完全にコスプレというか、イメクラで働いてる子が仕事中にちょっと抜けてきたような、普通に町中を歩いていると振り返ってみられるレベルだったのです。現役なのに。
そんな事情があるので、制服をリアルに着る年齢じゃなくなった今だってセーラー服はもちろんのこと、ピンクの服は似合わないし、ミニスカートって年齢じゃないし、YUKIみたいなボブには憧れるけど私がやると川久保玲みたいになりそうだし……と、自主規制をたくさん作っていて、その日も無難に男受けの良さそうなサテンのワンピを着ていて、だからセーラー服で「いじめバスターセーラー子のコスプレなの!」と言う真珠子さんがまぶしくて仕方ありませんでした。
早速、私も周りの空気を読まずになりたい自分になろう! と決意して心に浮かんだ憧れの女性は、黒柳徹子さんです。とりあえず髪の中に飴を収納するところから始めよう。がんばります。


さてトークショーで壇上に上がったのは真珠子さん、ルンルンこと宍戸留美さん、アイドルライターの小明さん、ライターの田房永子さん、イラストレーターの今日マチ子さんというご機嫌な面々。


その日はもう日が沈んでいるのにうんと暑くて、なのに会場には6〜70人の乙女たちがぎゅうぎゅうに座っていて、そして驚くことに冷房がありませんでした。客席の体温で室内温度はどんどん上がるし、座ってるだけで汗が滲むし、それが蒸発して湿度もぐいぐい上がって会場はむんむん蒸し蒸し、女の子の体臭に触れられそうな不思議空間ができあがっていて、頭がくらくらするような、私、あんなにエロい場所は初めてでした。


個展では真珠子バックを買いましたよ。
使うよ! 男受けは悪いだろうけどもうそんなことを気にする私じゃないさたぶん!!
だから真珠子バックを抱えて歩く私と出会っても、「か、変わったバックだよね……」とか言わないでほしいんだよ!!



ちなみに真珠子さんが「わたしはね、一番気に入ってるしゃしんは、コレ!」とブログで紹介されてるのがこちらのお写真。


「なんでかっていうとね、わたし、ブリッコしてるのに、
みんながこっちを見てくれてるから!!!
とってもうれしいよ!
子どもの時は、ブリッコしてないのに「ブリッコしたー!」って言って、
いじめられたのに!!!大人になって、わざとやったら、見守られるなんて!
だから、わたし、早く大人になりたかったんだよーーー!」


だそうです。
なんてかわいらしい人なんだろう!


トークショーが終わったあとは小明さんにご挨拶。
アイドルとAV女優という違いはあれど、同じキワモノライターだし、歳もいっしょだし、あと痩せるとすぐに頬がこける仲間として勝手に親近感抱いてたのでいろいろお話できて良かった!

あれっ、なんか私、でかい!!
いや、遠近感遠近感!!
小明さんのブログでもなんか書いてもらったよ。ありがとー!
http://yaplog.jp/benijake148/archive/11087


その後は打ち上げに混ぜてもらって、女の子の体臭サウナの後のビールはたいへんおいしゅうございました。
あ、個展は8月3日までやってるそうです。
詳しくはこちらをご覧くださーい。
http://www.yaso-peyotl.com/archives/2010/07/post_787.html